お知らせ
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第1回ブロック研修が開催されました!


 平成30年7月30日(月)に愛知県立農業大学校(岡崎市)で第1回ブロック研修を開催しました。各地で農業塾を運営する市町村・農協・農業団体を対象に開催し、32名の参加者がありました。まず、有限会社山口農園代表取締役社長・山口貴義氏(奈良県宇陀市)に「オーガニックアグリスクールNARAの取組について」と題した講演をいただきました。農業生産法人が運営する農業の職業訓練校として担い手育成に取り組まれており、葉物類の有機JAS認定を受けて、生産部・収穫部・加工部等の分業体制で運営。卒塾後のフォローアップ策も充実しており、農業で根付くには地域貢献も重要とのお話しをいただきました。講演後は、「ネットワーク会議」を開催し、各農業塾からの活動状況報告をし、農業塾間の情報交換と課題検討を行いました。

課題 出された方策
①  家庭菜園の延長になっている →今回講師の山口農園のように募集要件・面接など受講生の選別をする、JA西三河いちじくスクール等のように品目を絞るなど。
②  運営体制づくりが肝心 →市町村・JA部会など関係機関の協力が必要。
③  受講生が集まらない →広報誌、HP、イベント出展などでPR。
④  適切な講師の確保が難しい →定期的に開催する農業塾ならば地元での確保が重要。卒塾生を講師として育成したり、JA部会の生産者、取引先の機械メーカーや種苗会社との協力も。
⑤  効果的なカリキュラム編成が困難 →経営ノウハウを学ぶ座学も必要。
⑥  受講生のモチベーション維持が難しい →講師からの一方的な指導でなく、講師と参加者が品目を検討するなど双方向で、チームとして取り組むことも受講の魅力になる。